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団塊夫婦「亭主関白」、団塊ジュニア「すり合わせ夫婦」 [クルマ]

ホンダの研究所「Honda ちょうどいいラボ」の研究結果だそうです。

「話し合いを持つ」=「すり合わせ」という図式にはちょっと疑問もありますが(たんに語感の問題かも)、なるほどなぁと思わせる調査結果ではあります。
<夫婦関係>今もラブラブ団塊世代 ジュニア世代は「すりあわせ型」 ホンダ調査(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


 こうした傾向を受け、同ラボでは団塊夫婦が「亭主関白」型であるのに対し、団塊ジュニアを「すり合わせ夫婦」と命名。車や家など高額商品から、身の回りのもの、旅行商品などショッピング全般に関して、団塊世代が単にモノを買うことが目的だったの対し、団塊ジュニアでは、家族が参加するイベントへ変化していると分析し、夫婦が話し合って商品を選ぶことで、満足度の高い買い物となり、さらには夫婦のきずなが深まるのではとしている。


公式サイトでは「お互いの意見が対等に通る」=「すり合わせ」とも読め、やっぱりちょっと違和感が。
Honda | ちょうどいいラボ | 研究・調査 結果発表

調査の結果、団塊世代の結婚当初と団塊Jr.世代の今を比べると、役割分業型の「亭主関白」から、モノを選ぶ際にも夫婦で話し合って選び、且つお互いの意見が対等に通る、夫婦対等型の「すり合わせ夫婦」へとパラダイムシフトしたことが判明し、現代の新しい夫婦像が浮かび上がってきました。



違和感の理由は、下記の現アップルコンピュータCEOスティーブ・ジョブス氏の「洗濯機」のエピソードを読んでいたせいかもしれません。
ジョブズCEOの新しい伝記『iCon』 | WIRED VISION

「しゃれた目新しい機械」を作るだけがデザインではないという考えを強調するため、ジョブズCEOは、家族全員で、ほかでもない、新しい洗濯乾燥機選びに取り組んだ話をしたのだ。億万長者のジョブズ一家が、それまであまり性能のよくない製品を使っていたというのは、いささか想像しがたい話だが、新しい洗濯乾燥機選びは家族総がかりのプロジェクトになった。そのさい大きな問題となったのは、ヨーロッパ製を買うか、米国製を買うかという点だ。ジョブズCEOによると、ヨーロッパ製のほうがかなり性能に優れ、米国製の4分の1の水しか使わず、洗濯物をやさしく扱うので服が長持ちするという。一方、米国製は洗濯にかかる時間がヨーロッパ製の約半分だ。


彼の家族は、新しい洗濯機を買う時にその機能や値段、デザインなどを話し合ったそうです。
ジョブズCEOの新しい伝記『iCon』 | WIRED VISION

 「双方のメリット、デメリットについて、家族でしばらく話し合った。話し合いは2週間続いた。毎晩、夕食の席で」――毎晩、夕食を食べながら洗濯機について会話する家族とは!――「通常、洗濯乾燥機に関して議論される点は後回しにした。話し合ったのは主にデザインについてだ」。最終的に、一家はヨーロッパ製のほうを選んだ。ジョブズCEOはこれについて、「ヨーロッパ製は値段が高かったが、それはたんに、米国では誰もヨーロッパ製を買わないからだ」と述べている。


2週間も洗濯機のことを話し合ったという事は、その時は洗濯機は壊れていなかったんですね(笑
それはともかく、家族の話し合いで「デザイン」を最優先課題として話し合った、とのことですが、要は製品を深く理解して、何が自分たちにとって重要か、ということを家族で話し合った、ということが大事なんじゃないかと。

ホンダは今回の調査の結果を受けて「ちょうどいい」モノ選びが大事だと考えているようですが、「ちょうどよさ」を決定するための事前調査や話し合いの段階が大事なんじゃないか、「ちょうどいい」モノを作るというより、なにが自分たちにとって「ちょうどいい」のかを判断するための時間、場所、情報を提供する方が良いんじゃないかと思います(ほとんどのクルマって、ちょっと見たくらいでは区別がつかないくらい良くできていますし)。
あくまで個人的な意見ですけど、長期間レンタルとか他社のクルマも含めてとっかえひっかえで乗り比べられるしくみとか、そうやって検討した意見をメーカーに提出すれば割安に購入できるローンとか、色々考えられると思うんですけどねぇ。


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